しろくまの日記

しろくまがが綴る、ありのままの日記。

はじめて死を意識した瞬間

ふと思い出したので書いてみる。

 

私がはじめて死というものを意識した瞬間について。

高校生の頃、大の親友の父親が亡くなった。

幸いなことにそれまでに身近なひとがなくなったことがなかったので、高校生の頃の私には衝撃の出来事だった。

 

経緯は忘れてしまったけど、メールか何かでその連絡を受けて、電話して、号泣した記憶がある。

ただただその事実が悲しくて、「大丈夫?」の一言しか声をかけられない自分が情けなくて。一番悲しいのは友達のはずだったのに、

 

詳しくはわからないけど、何かの病気でしばらく入院をしていたのは、少し前に知っていた。

いつも土曜日は学校帰りにお昼をふたりでどこかで食べるのが習慣だったのだけど、土曜日用事があるからごめんね、という日が増えていた。いつも電車の方向同じだったのに、その日はいつも逆方向の電車にのっていく。何か事情があるのだろうなと思って深くは聞かなかったけど、何かのタイミングでその事実を聞いた。その時もただただ悲しくて、街中でふたりで泣いていた気がする。

 

いちばんつらかったのは親友だと思うので、その時親友として私はなにかできることがあったのだろうか?とふと今でも思うことがある。大人になった今でも。