地方ビジネスの可能性を感じた
昨年夏、鬼怒川に行って、感じたこと。
千葉出身東京育ちなので、正直地方の暮らしといってもあまりピンとこないところがあった。
久しぶりに地方都市に実際いって、東京とまったく違う景色、文化であることについて色々発見があったので徒然なるままに残しておこうと思う。
まず、駅前に何もない。
事前にインスタでタグ検索してみたところ、食べ物で投稿数が多いのは有名なバームクーヘン屋さん。どうやら名物らしいということは分かった。なぜ土地の名産でもなんでもないバームクーヘンが有名なのか?と思ったが、駅におりてみて理解。
そもそも駅前にバームクーヘン屋さん以外に目立つお店がないからだ。正確にいうと、バームクーヘン屋さん以外にもお店はあるが、パッとしないお土産屋さんや、古めかしいコンビニとか、そんな感じであまり素敵なお店がない。
つまり、バームクーヘン屋さんがめちゃくちゃすごいというわけではなく、競合が弱すぎるのだ。
そもそも人がいないところでビジネスをやるのは効果がなさそうだけど、やるとしたらこういう競合の弱いニッチ市場であれば勝てるかもしれないと感じた。
理想は、マーケットサイズはそれなりにあるが競合が弱い分野。かつ自分の強みを活かせる分野。戦わないということが、戦略において最も大事なのではないか。
ちなみに、競合が弱いというのは、プロダクト(どんなお店か)が弱いということと、プロモーション(どうやって集客するのか)の両方の観点があると思う。鬼怒川については、両方弱かったように感じる。
まず、そもそもネットに情報が少ない。ランチを探そうとして食べログで調べたものの、そもそも肝心のクチコミ数が少なくあまり参考にならない。
人口が少ないのは重々承知だけども、今後なにか仕掛けがいのある地方都市はまだまだ日本にたくさんあるのでは?と可能性を感じた。